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2021 6/14
京都観光

6月の歳時記

2021年6月14日

水無月は雨の多い季節なのに水無しとは是如何に、なんて思ってたのは私だけ・・・?
「無」は連体助詞の「の」にあたるそうで、「水の月」という意だとか。ほかに田んぼに水を張る時期なので「水張り月」から、田植えも済んでやれやれ「皆仕尽(みなしつき)」からきているとか、諸説あるそうです。
梅雨が済んで文字通り「水が無い」という説は、梅雨真っ最中の実暦からは実感がわきません。
想像を超える集中豪雨などが今年はありませんように。 降るならシトシトと、風情ある恵みの雨でありますようにと願わずにはいられません。

1日|雷除大祭 北野天満宮

境内の火雷神を祀った「火之御子社」の例祭で、雷除・火難除・五穀豊穣が祈願されます。
古くより農業・林業関係者に広く信仰されてきましたが、大正時代から電気工事関係者が工事安全祈願を、近年では釣り人やゴルファーの間でも信仰が広がっているそうです。

貴船祭 貴船神社

全国約500社の本社で行われる一年で一番大きな祭で、島根県加茂町の貴船神社などから氏子の若者がはるばる 駆けつけ、共に本宮の神輿を担ぎ、大神様に報恩の誠を献げます。滴るような新緑の貴船川沿いを行く金色の神輿とおはやしの調べが響きわたります。乙女舞や 出雲神楽の奉納もあります。

5月31日・6月1日|京都薪能 平安神宮

東山に夕闇がせまり篝火が焚かれ始めると、朱塗りの社殿がライトアップされて能舞台がくっきりと現れます。荘厳な雰囲気の中観世・金剛・大蔵の各流派の優れた演者の競演が能・狂言と続き、観客を幽玄の世界に誘います。
・前売り…3,000円(全国のチケットぴあ他各プレイガイドで発売中) ・当日…4,000円

3日|祇園放生会 祇園白川 巽橋
比叡山の大阿闍梨師により生き物に感謝する放生会が行われます。舞妓さんも参加しての鯉(年によっては金魚など)の放流が行われます。

1日~7月8日|あじさい園公開 三室戸寺

5000坪の大庭園に、 50種・1万株の西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花 など咲き乱れ、あじさいの名所として有名です。

6月上旬|神苑の無料公開 平安神宮

約2000株の花菖蒲が見事です。他にも種類の豊富な花々、池など見どころが多く年2回(春・秋)の無料公開は人気です。

10日~7月10日|アジサイ祭 三千院

一般種に加え、山紫陽花、星紫陽花、額紫陽花と種類も豊富、全3000株以上のアジサイで雨の季節の山里に彩りを添えます。

10日|田植祭 伏見稲荷大社

伏見稲荷さんの境内にある苗代で育った早苗を「神田」に田植えする御田植の神事で、一年の豊作をいのります。本殿祭の後、祭場は「神田」に移り、王朝をしのばせる典雅な「御田舞」が奏される中、“早乙女”らによって田植がすすめられます。

14日|若鮎祭 嵐山中ノ島公園

名勝嵐山の中ノ島で、保津川の鮎の解禁日にあわせ若鮎の炭焼きの試食会が盛大に行われます。
※事前申込が必要/問い合わせ先…075-861-0012(嵐山保勝会)

15日|八坂神社例祭 八坂神社

春の例祭で、10時より「東遊」の舞が奉納されます。東遊は平安時代から行われている歌舞で宮廷に取り入られたものです。本殿では15時より献詠披講式も行われます。

15~7月1日|沙羅の花を愛でる会 東林院(妙心寺塔頭)

「沙羅双樹の寺」として知られる東林院、方丈前庭には樹齢三百年の見事な沙羅(夏椿)の古木があります。雨の季節に白い花を咲かせ雨に打たれてすぐに散る儚さが、日本人の感性にうったえるのでしょうか。

15日~7月17日|桔梗を愛でる特別拝観 天得院(東福寺塔頭)

桃山期の作といわれる書院前庭はびっしりと杉苔に覆われ、枯山水に凛と咲く桔梗の姿は実に美しく風情があります。初夏と秋に咲く珍しい萩も同時に観賞できます。

15日|青葉まつり 知積院

弘法大師、興教大師の誕生会法要と柴燈護摩供養がおこなわれます。この日は桃山時代の庭園や収蔵の障壁画が無料公開されます。

夏越祓(なごしのはらい) 6月末

夏越祓は多くの神社で奈良時代から伝承されている行事で、1月から半年間の罪の汚れを祓い残り半年を無事に過ごせますようにと祈願するものです。 茅の輪をくぐったり、人形(ひとがた)に願いを込めて奉納したり流したり、多くの神社で行われる初夏の風物詩となっています。その代表的なところを挙げて みます。

北野天満宮

菅原道真公の生誕日にあたる6月25日(御誕辰祭天神祭)から茅の輪くぐりが始まります。直径5mの大茅の輪は京都最大級で、訪れる人もたいへん多いです。

建勲(たけいさお)神社

信長と信忠親子を祀る神社です。30日、人形焼上げ神事と和歌を唱和しながら茅の輪くぐりが行われます。

上賀茂神社

境内の「ならの小川」で、人形流しがあります。百人一首にある「風そよぐ ならの小川の夕ぐれは みそぎぞ夏のしるしなりける」は、ここでの夏越祓の情景を詠んだともいわれています。

吉田神社

神職と参拝者約1000人が、共に夏越の歌を唱えながら茅の輪をくぐります。 人形を奉納した参拝者には厄除けの「茅の輪」 が授与されます。

地主神社

ここは縁結びの神社として有名。人形祓い、茅の輪くぐりの神事で、厄除け・悪疫退散を祈願します。

城南宮

方除(ほうよけ)の大社といわれ、建築や転宅、旅行・交通 安全の祈願、車のお祓いに訪れる人々が多いこの宮ならでは、7月1日~7日は車がくぐれるジャンボ茅の輪がお目見えします。

白峯神宮

平安朝の昔から鞠の守護神「精大明神」を飛鳥井家が邸内に祀っていたことから、鞠道全般の神様として信仰を集めてきました。有名なサッカー選手が奉納した絵馬も多く見みられます。

車折神社

6月1日から茅の輪くぐりができます。
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※無料と断ったものには数に限りがあります。またそれ以外は授与料等が必要です。

 

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