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師走は一般的には、師(偉い人)も走るほど忙しい月、というほどのニュアンスで使われることが多いですが、これに近いのが、法師(お坊さん)が各家で経を読むために馳せ走る「師馳月(しはせつき)」からとする説。 「一年の最後になし終える」意味の「為果つ(しはつ)」が語源で「師走」は当て字など、諸説有るそうです。 いずれにしても何かと気ぜわしい時期ですが、静かに参道を散策するような一日があったら、きっとホッとするでしょうね 。
献茶祭は、約400年前の天正15年の旧暦10月1日に豊臣秀吉公が、千利休・今井宗久らをして催した「北野 大茶湯」の縁によって毎年行われている大茶会で、現在では毎年11月26日に木幡(こはた)・宇治・菟道(とどう)・伏見桃山・小倉・八幡・京都・山城等 の各茶師が春に製造した抹茶の原料になる碾茶(てんちゃ)を茶壷に詰めて奉納(御茶壷奉献祭)し、その口切式の神事を行ったものを濃茶、薄茶用にひいて用 いる。 なお、この献茶祭は在洛の4家元2宗匠(薮内・表千家・裏千家・武者小路千家・堀内・久田)が輪番で6年目ごとに奉仕、神前にて献茶式を行うそうです。
古くから大根は心身の毒を取り除き、中風や諸病除けに効くとされています。このことに因み、今年1年を無事に過ごせた感謝と来年の無病息災を願い、大鍋に炊いた大根が振る舞われる。 「釈尊成道会」(釈尊が悟りを開いた日の法要)にて「だいこ炊き」が振る舞われます。枯山水の名園「雪の庭」も見どころです。
釈尊が悟りを開いたとされる日に行われる厄除けの大根だき供養。大鍋で炊き込まれる大根が振る舞われます。国宝の本堂は鎌倉時代創建で、京都有数の由緒有る建築物です。
虚空蔵さんと親しまれている法輪寺は、芸能・手芸上達の守護神といわれ、全国からお世話になった針が供養を受けるために集まります。甘酒の接待、日本舞踊の奉納などがあります。
法然上人のゆかりの地“鳴滝”に親鸞聖人が訪ねてきたとき、里人が大根を焚いて捧げたことから生まれたといわれています。
宵闇に優美な稜線を浮かび上がらせる小倉山を背景に、灯りに浮かび上がる渡月橋。 野々宮神社から大河内山荘にいたるロマンあふれる竹林の小道。
総延長5キロの散策路は、情緒豊かな行灯の「灯り」とボリュームのあるいけばな作品の「花」で演出され、初冬の嵐山の自然や景観を活かした「思わず歩きたくなる路」で癒しのひとときを味わっていただけます。
また期間中、周辺の有名寺社仏閣の夜間特別拝観も行われます。
お正月の準備を始めるにあたりお世話になった方のところへ挨拶に行く風習で、特に祇園で今もしっかり受け継がれています。芸妓や舞妓が鏡餅を持って師匠のところに挨拶に行く光景がみられ、界隈が雅に賑わう日です。
毎年事始めのこの日から授与が始まります。正月元旦の福茶としていただく習慣があり、欠かせぬ縁起物として求める人の長蛇の列が出来ます。
大石良雄が仇討ち祈願をした身代わり不動と四十七士の小像が安置されています。法要、献茶式の後、舞妓さんのお点前によるお茶会や討ち入りそばの接待などがあります。
大石良雄が討入りまで隠棲した山科の地での一大イベント。この日討入りを再現する四十七士に扮する義士列が、ゆかりの瑞光院を出発、岩屋寺、大石神社へと練り歩きます。
弘法大師の月命日が21日。中でもこの「終い弘法」は、迎春準備の縁起物や日用雑貨、骨董品まで、広い境内に所狭しと多数の露店が並び、一年で最も賑わいます。
本尊の不動明王は、“かぼちゃ大師”と呼ばれています。
中風・ボケ封じ・五体健康等の祈祷を施した約200kgものかぼちゃの炊き出しがあります。(先着1000名様無料)
回向されたかぼちゃをさすり、中風除けをはじめ諸病退散を願います。かぼちゃ炊きの接待があります。
祭神の菅原道真が生まれ、流され亡くなった日がいずれも25日といわれ、毎月この日は縁日が立ちますが、師走の縁日は招福息災の「大福梅」、祝箸、屠蘇などの授与もあるため、早朝から終日、参拝者で賑わいます。
「おけら火」(おけらは菊科の植物、燃やすと臭気があり厄除けになるとされる)を吉兆縄に点火し、消えないようにぐるぐる回しながら家に持ち帰って新年の雑煮を炊く火種とすると、一年を無病息災で過ごせるという、京ならではの風習です。
火の神である火之御子社で斎火をおこし、参拝者は火縄に点火して持ち帰ります。「天満宮のおけら詣り」として古くから親しまれてきました。
市内の多くのお寺で鐘を撞くことができます。 甘酒の接待やお守りが授与されるところもあります。
有名なお寺だけでも列挙しようと思いましたが、おお過ぎ・・・。 (観光情報リンク集に詳しいサイトあります。)
ひとつご紹介するなら、一般の人は撞くことはできませんが「知恩院の除夜の鐘」、僧侶17人がかりで撞かれる豪快な様とずっしり沁みるその音色は、京の大晦日の風物詩となっています。
大晦日から元旦・2日にかけて6回、門跡はじめ一門の層が参集して祈祷会が催され、参詣人々に祈祷札が授与されます。
空也上人が薬湯を病人に飲ませ病気を平癒したという故事にちなみ、元旦に汲んだ若水で茶を点て、小梅と昆布を入れた皇服茶(大福茶)が振る舞われます。また先着3000名様に稲穂が無料で授与されます。
護摩が焚かれ、祈祷を受けた人々にお札が授与されます。
恋占いの石(目隠しをして二つの石の間を歩ければ恋が成就する)として有名な守護石のお祓いが行われます。参加された方には「開運こづち」が無料授与されます。
書道の上達を願っての書き初めが行えます。学問の神様(菅原道真)を祭っていることから、受験生の合格祈願は特別に多く大変な賑わいとなります。
和歌の神様でもある素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とすることから行われます。十二単姿のかるた姫、境内に流れる小倉百人一首の詠み上げる声、京の正月になくてはならない風物詩となっています。
平安初期には宮中で儀式化されていたといわれる最も古い伝統芸能のひとつ。古式ゆかしく繰り広げられる蹴鞠の様子は毎年TVニュースなどで紹介されるため、大変な人出となります。
比叡山の千日回峰行を納めた阿闍梨により執り行われる大護摩供。煩悩や災いを除き招福を願う参詣者の護摩木8000枚が炊きあげられます。
鎌倉時代から伝承されてきた新年の儀。神前に饗物を奉じ、舞楽が奉納されます。
江戸時代より七草を神前に供える七草神事が行われています。無病息災を願い参詣する人々に七草粥が振る舞われます。
七草粥が振る舞われます。この日に白馬を見ると健康に暮らせるという言い伝えにちなみ、「白馬(あおうま)飾り」が一般に公開され、風邪除け、中風除けの勝栗守りが授与されます。
商売繁盛の神様で知られるえべっさん、京都一円の「お商売人さん」が参拝し賑わいます。
8日 招福祭
9日 宵ゑびす祭
10日 初ゑびす大祭(十日ゑびす)
11日 のこり福祭
12日 撒福祭
境内で「とんど」祭り。神前の鏡餅を焼いて参拝者に授与されます。
小豆粥、大豆粥が神前に供えられ、接待も行われます。
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※振る舞われるもののうち、無料と断ったものには数に限りがあります。またそれ以外は授与料等が必要です。