Kyoto Onsen
京都温泉の泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩素温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)となっており、10種類の泉質のうち以下2つの泉質を含んでいます。
塩分を含んでいる塩化物泉は「熱の湯」と呼ばれています。塩分により体の温度が上昇したり入浴後の保温効果が高いことが研究によってわかっています。作用により副交感神経が優位になると、血流が促され心拍数が減ることによりリラックス効果も高くなります。他の泉質と比較して作用が強くないことから、湯あたりなどの症状もあまりなく年配の方や病気の回復期の方におすすめです。
炭酸水素塩泉は「清涼の湯」「美肌の湯」と呼ばれることもある泉質です。肌にある毛穴の汚れや不要な角質を取り除くので体をあらったかのように体が清潔となる効果が期待できますが、肌の水分が蒸発しやすくなるので乾燥することもあり、入浴後には保湿クリームなどでケアするようにしましょう。また、飲泉としても用いられることがあり肝臓病、糖尿病、痛風などの生活習慣病に効果があるとされています。
日本全国にある温泉ですが、白や茶色に濁っていたり、無色透明であったり、硫黄の匂いがあったりと温泉は鉱泉分析法指針により主成分違いによって10種類の泉質に分けられます。 1-単純温泉/2-塩化物泉/3-炭酸水素塩泉/4-硫酸塩泉/5-二酸化炭素/6-含鉄泉/7-酸性泉/8-含よう素泉/9-硫黄泉/10-放射能泉